

2020/11/27,12/6
狂
思いがけない展開
Scroll Down
演目壱
「狂蘭の宴」
狂蘭病
謎の病気
新聞記者のフィルは、謎の病気で搬送された妻を助けたい気持ちで医者のラティアに詰め寄っていた。胸元から花が咲く謎の病気。それはガレマール帝国から流出した伝染病であった。
食人植物ともいわれる狂蘭病。寄生した生物のエーテルを吸い上げ殺していくとい。治療には仮説ではあるがエーテルを花に送り込むこと。
しかし、大量にたくさんの人のエーテルを集めるなんて不可能だ。
そんな時ラティアは記者であるフィルに提案をする。


全てを公開する
事の発端はガレマール帝国のとある研究室が大規模の火災に見舞われた事である。火事で通信手段が燃えたため多くの死者を出したとされている。
証拠隠滅のために意図的に救助を遅らせたと思われる。
そして、国際問題になる前にリムサロミンサに狂蘭病患者を送り込んだ。
しかし政府は未発表状態。発表すれば伝染病を避けようと人々は家に篭り、経済が死んでしまう。経済が回らなければ物を求め争いが起きる。
それを阻止するためであった。
この事実と治すための手段を公表する事で多くの民衆の心を動かすことができる。そうすれば妻も助かるのだ。
フィルはこの事実を公表する。
おかげで妻は助かったが、ガレマール帝国の不信感は消えず戦争へ発展したそうだ。
何もかもが元どおりではない。
それでも、今この瞬間を全力で生きることが大切なんだ。
そう言い聞かせて。
演目二
「その翅は赤く染まる」
だって、だって、羨ましい。

童話の物語を夢見て
妖精は一人、待ちわびる。

妖精の餌
妖精の餌は人間。しかも男となればお祭り騒ぎ。滅多に出会えない人間の肉をみんなで分け合うのだ。しかし、マルロは昔見た童話の話が好きで皆と一緒に狩りを行うことはなかった。
青年を助けた妖精は日毎に弱ってしまう。そこで青年は命をかけて妖精に自分の魔力をあげ命を落とすという話。
マルロはこの話に憧れを抱いていた。
そんな時、人間の男が迷い込んだと聞くが、マルロは興味を示さず一人残る。

運命の再会
追われている青年をたまたま見つけたマルロ。青年は自分を襲わないことに疑問を投げつけると、童話の話をした。
昔一度人間の世界に行ったことがあるマルロ。その時に出会った人間の男の子が今でも自分の王子様だと思っている。しかし、名前も顔も覚えてない。
そんな話を聞いた青年は、それは自分だと告白する。ずっとマルロを探していたのだ。
マルロは嬉しそうに再会を喜ぶ。ずっと王子様を思い続け、人間を山分けして食べるなんてそんな気になれなくて、おとぎ話の妖精と少年に想いを馳せて。
"だって、だって羨ましいものね"
"人間を、独り占め。だなんて"
初めて先に捕まえたのがあの時の王子様。
人間一人の魔力を独り占め、
一体、どんな美味でしょう。
"あは、いただきます"
