

2020/04/17
シロと春
Scroll Down
演目壱
「シロの世界」
見たことももない真っ白な世界だった。

くまさんと少女の物語
私?わたしは…誰?
目が覚めたら真っ白な世界とくまのロボットらしき物だけだった。
少女は自分の名前を思い出せないまま、物知りのくまさんと名付けたロボットと過ごしていた。
そんなある日、「海賊のメイ」という絵本を読んでもらう少女。
海をまたにかける海賊のお話だった。その話を聞いた少女は海へ行く。
海にはしゃぐ少女を見守るくまさん。
しかし、くまさんの残りバッテリーがわずかになっていた。

「私が戻ってくるのを待っててくれる?」
船に乗れば他の大陸にはいける。喜ぶ少女だが、くまさんは海を渡ることができない体であった。
戻ってくるのを待っていると約束して少女は旅に出る。
離れ離れでも友達。
疲れて眠っているくまさんにまた会う日まで。
少女は海の上を走る船の上でくまさんがいない世界で、一人海をまたにかける海賊のように。旅に出たのであった。

演目二
「春の風は君をのせて」
梅雨も終わり、桜が咲く島での物語

出会い
大学の入学式のために祖母が住んでいた島に引っ越してきたハルト。そこで祖母の知り合いであるサキと出会う。
泥棒だと言いがかりをつけられるが誤解を解き、かつ同じ大学生として次第に一緒にいる時間も増えた。

天変地異
梅雨が終わっても咲き誇る桜。一方、本州では豪雨や季節外れの猛暑に見舞われている。それを見たサキは思い詰めた顔で帰ってしまった。

春の精霊
島の中央にある桜の大樹。ハルトはサキの運命を知ることになる。
ハルトと出会う前夜、事故で死んでしまうはずだったサキは自分自身が精霊となることで春の精霊に助けられた。
春の精霊であるサキがいることでその場所は春であり続けてしまう。だから体を捨てると決心したのであった。
サキがいなくなる方がよっぽど辛い思いを抱いたハルトは必死に止めるがサキは一人精霊として役目を果たしに行く。
泣き崩れるハルト。
しかし人でないサキの記憶は徐々に消えてしまうのであった。
