

2021/9/19
悪女
想いを伝えたい
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「狂蘭の宴 as one」
第一幕
キャスト:メヌエット/デンコ/かなた/ナーゴ
原案:ぽっちぃ 台本:わかば
狂蘭の宴の裏側で
これは狂蘭の宴の裏側の物語。
ラティアがまだミレーユとセシアと狂蘭病の研究をしていた頃。
その研究中に起きた裏切り。
ハイデリンとゾディアークの使徒たちの物語である。

狂蘭病の研究者たち
三年前、ラティアは姉のセシア、同僚のミレーユと狂蘭病について研究をしていた。
研究も最終段階へ進めそうなところまで来た。しかし、アルカディアという反環境主義団体との抗争が激しく、忙しい毎日を送っていた。

アルカディア
とある日、ラティアに呼び出されたセシア。しかしそこに待っていたのはアルカディア総帥としてのラティア。
刺されて動けないセシアを置いて行き、その後来たミレーユがブレイカーをあげたことによって火花が散り、部屋の中に蔓延していた粉とともに大爆発を起こした。
理想郷
光と闇の衝突によって生まれた次元の狭間。
全ての物語が集う場所、アカシックレコードと呼ばれる領域に立つゾディアークの使徒・ラティアとハイデリンの使徒・ミレーユ。
与えられた世界、与えられた感情でしかないこの世界では幸せが訪れない。だからこの世界を終わらせるという。
存在価値のない世界は必要ないと切り捨てるラティアに対し、ミレーユはこの世界に生きている人たちの想いを踏みにじることを許さないと怒りをあらわにする。
世界を、世界に住む人々を、そして亡くなったセシアを。
ミレーユはラティアに攻撃を仕掛ける。
しかし、ラティアはその攻撃を避けずに受け入れた。


最後の戦い
目的が達成していたラティアはもともとこの場で死ぬことを選んでいた。
ラティアの記憶ん触れたことで魂の同化が進むミレーユはラティアの想いを知り涙する。
最後に二人は混じり溶け合いひとつに、そして崩壊していった。
彼女たちの戦いは終わった。
二人の姉妹とその友人は、
理想郷アルカディアにたどり着いた。

私だけを想って
キャスト:こいぬ/フェリクス/ゲラルト/かなぎ
台本:ファイブ
主人に恋するメイド
パンジーは仕える身でありながら主人に恋するメイド。ひっそり作った愛の秘薬。これがあれば愛しの主人・リンドウは自分を愛してくれるのではないかと思いながら今日も仕事をこなす。
とある日、リンドウの婚約者であるダリアが訪問することを知ったパンジー。誰よりもお似合いの二人だとは理解しているが、それでも負けたくない。
リンドウならダリアと結ばれても大事にしてくれるとはわかっているが、それは「便利な道具」なだけであって彼女が望む感情ではなかった。


事件
翌日、屋敷を訪れたダリア。二人並ぶその姿は誰が見てもお似合いのカップル。
穏やかな茶会が始まると思いきや、屋敷に侵入者が奇襲をかけてきた。
白昼堂々と屋敷に侵入され、隣国の大事な婚約者であるダリアを奪われる。
侵入者はダリアを人質に取ると逃走。
一連の流れを見ていたパンジーは族の顔に見覚えがあると廃城を教える。
リンドウは一刻も早く助けようと一人で出て行ってしまったのだった。

助けに
一人でダリアを救うべく廃城へたどり着いたリンドウ。
婚約者に手を出そうとした罪を決して許すつもりがなく、容赦ない攻撃を彼に浴びさせた。

一件落着
賊を仕留めたリンドウは、囚われた婚約者に救いの手を差し伸べる。
「来ないでっ!!!」
しかし、そんな彼女から帰ってきた言葉はあまりにも理解しがたく、リンドウには何が起きているのか混乱するものであった。

ダリアの死
コリウス…死んだ賊と駆け落ちをすると言い始めた婚約者・ダリア。コリウスの死に涙をし、自分も後を追うように毒薬を飲んでしまったのであった。
助けたと思ったダリアを目の前で死なせてしまったリンドウ。屋敷に帰った時にはすでに遅く、ダリアが攫われた責任から逃れたために逃げたと言われ、怒り狂ったダリアの父が屋敷の者たちを殺したと言う。
逃げ延びたリンドウには前の面影はない。
やつれ、今にでも倒れそうであった。
そんな彼をあの事件からたった一人生き残ったパンジーは主人のために尽くす。最後に残った希望のパンジーを虚な目で見つめるリンドウ。
「僕に残った最後の光…どうかどこにも行かないでおくれ…」
それ自体がすべて彼女の策略だと知らずに。
全て彼女の思うとおりに
前日、パンジーはコリウスと密会をしていた。
彼に屋敷の見取り図、魔法障壁の解除方法などを記載した紙を渡していたのだ。
そしてダリアを攫い、恋の秘薬を彼女に盛る。
パンジーはリンドウが責任の重さに耐えかねて逃げ出したと証言すれば、彼の地位は失墜し、破滅することになる。そして何もかも失った彼を一人味方として支える自分。そうすれば、行き場の失った愛情を自分一人で受けられると笑うのであった。
そう、全ては彼女の計画通り。
邪魔者は全て排除し、愛する主人の愛を一身に受けることができるための計画。
たとえ世界の全てが敵に回っても…ずっと側に。
「ずーっと二人きり、私だけを思ってくださいね。」
「えへへへぇ」

